インド映画を巡る冒険(仮)

以前メインのブログに書いたインド映画記事のアーカイヴです。当時書いたまま直さず転載しておりますので、誤記等ありましてもご容赦ください。

リテーシュ君主演、ボンクラコンビの下ネタ連発映画!〜『Kyaa Super Kool Hain Hum』

■Kyaa Super Kool Hain Hum(監督:サチン・ヤールディー 2012年インド映画)


ボンクラ野郎二人組がお下劣ネネを振り撒きながら大暴れしちゃう!というインドのお馬鹿コメディです。主演をお下劣コメディといえば彼しかいない!と誰もが納得するリテーシュ・デーシュムク君、その相棒をトゥシャール・カプールが演じております。上のポスター見てください。二人ともとってもマブイ馬鹿顔していますよね。またアヌパム・ケールが例によって味のある脇役として登場し、あれこれボケまくってくれております。
お話はと言いますと、実はこれがあってないようなもの。主人公となるスィド(リテーシュ)はDJを、友人のアーディ(トゥシャール)は売れないCMタレントをやっているんですが、その二人がなんとか仕事にありつこうとドタバタしたり、恋した女性を振り向かせようとジタバタする、といったものなんです。
なにしろ若い血潮の渦巻く二人、もちろん頭の中は軽薄な妄想で一杯、なんだか知らないがいろんなものがシモネタに結びつき、ムフフな笑いを展開しちゃうんですね。チープで薄っぺらいキャラを演じる二人を観ていると、なんだか合成着色料満載のお菓子をお腹いっぱい食べさせらてるみたいな気分にさせられて楽しいです。そして忘れてはいけないのがスィドが飼ってるサクルーという雄のパグ犬。これが精力絶倫で、所構わず交尾しまくり、周囲を大混乱に陥れる、というおまけつきです。
笑いの質としては基本的にダジャレの連発です。だいたいが下ネタに結びつきますが、そうじゃなくともなにしろダジャレなので相当しょもない脱力感覚をもたらします。そこ無理矢理シモ持ってこうとしてないか!?という場面だらけです。英語字幕で観ましたが、ダジャレのレベルが単純なせいか、英語の苦手なオレでも分かり易くて安心しました。逆に言うと、アクションやシチュエーションでの笑いはそれほどありません。
もうひとつはインド映画のパロディ。『The Dirty Picture』の「♪ウララウララ〜」なんかもうこのテのコメディではお馴染ですね。あと『Devdas』の「♪ドーラレドーラレ」もなんだか可笑しかった。特に笑ったのがインド映画監督ローヒト・シェッティーいじり!なんと本人が出てくるのですが、ローヒト監督のヒット作『Singham(スィンガム)』の続編『Chingham(チンガム)』製作発表!なんて訳の分からないシーンまで出てきて『Singham』好きのオレは結構盛り上がりました。ちなみにチンガムはチューインガムが好きなんだそうです。
そしてリテーシュ君でコメディといえば忘れてはいけないのはゲイネタです。今のご時世だとどうかな?とは思いますが、2012年製作の本作では結構やらかしちゃってくれてますので、ご覧になる方はその辺割り引いて観るのが吉かと。